「自分たちが主役」であり続けるために。独自のカルチャーと組織を守りながら挑む、次の成長ステージ。

「自分たちが主役」であり続けるために。独自のカルチャーと組織を守りながら挑む、次の成長ステージ。

薬剤師を中心とした医療業界特化の人材紹介サービスを展開するエニーキャリア株式会社。事業拡大に伴う「組織の壁」に直面し、さらなる飛躍のために選んだパートナーは、大手競合ではなくじげんグループの株式会社リジョブでした。「企業の独自性とカルチャーを守り抜くこと」にこだわった創業者が、参画の背景とPMIのリアルを語ります。

── まずは、エニーキャリアの事業内容について教えてください。

青木: 私たちは、薬剤師を中心とした医療従事者に特化した人材紹介サービスを手掛けています。求職者さま一人ひとりのキャリアに深く寄り添い、医療機関との最適なマッチングを実現することで、医療現場における課題解決に貢献しています。

── じげんグループに参画する以前、貴社はどのような状況や課題を抱えていたのでしょうか。

青木: ありがたいことに事業は順調に成長していましたが、そのスピードにバックオフィスなどの管理部門の構築が追いついておらず、次のステージへ進むための壁を感じていました。 また、競合を見渡すと上場企業グループなどの大手が多く、マーケットで戦っていくための知名度や採用力の面でも、ここからさらなる飛躍が必要なフェーズにありました。

── 成長のためのパートナーとして、じげんグループを選んだ「決め手」は何だったのでしょうか。

青木:パートナー候補として検討するにあたり、基本的には大きく「大手調剤薬局グループ」か「大手人材紹介会社」が挙げられます。 しかし、前者の場合はあくまで本業のサポート的な立ち位置になりますし、後者の場合は既存組織の一部署として吸収される形になりがちです。それでは、私たちがこれまで培ってきた独自の組織文化や、「自分たちが主役となって成長していく」という気概を持ち続けるイメージが湧きませんでした。

じげんグループは多くの企業を迎え入れながらも、各社が独立したカルチャーを維持し、自律分散的な体制で運営されています。この環境であれば、エニーキャリアとしてのアイデンティティを保ったまま、グループのアセットを活用して成長していけると確信しました。

── 実際に参画されてみて、PMI(統合プロセス)の印象はいかがでしたか。

青木: M&Aを積極的に行っている企業ですので、当初は「PMI専門部隊が大勢やってきて、一気に上場企業基準の体制へ作り変えられるのではないか」と身構えていた部分はありました。 しかし実際は、良くも悪くもそういった強引さはなく、「限られたリソースの中で、協力してPMIを成功させましょう」という伴走型のスタンスでした。

もちろん、リソースの面で工夫が必要な場面もありましたが、私が懸念していた「過剰な制約による生産性の低下」や「間接部門の肥大化による社員のモチベーションダウン」といった事態は一切起きませんでした。既存の文化やオペレーションを尊重していただいたおかげで、スムーズに新しい体制へ移行できたと感じています。

── グループイン後、社内の反応や変化についてはいかがですか。

青木: 社内の反応は、私たちが驚くほど和やかで、ポジティブに受け止められています。 これは、新たに代表に就任された大貫さん(じげん執行役員)を中心に、私たちの既存の社内文化の維持・発展に対して非常に細やかな配慮をしていただいているおかげです。現場の混乱もなく、安心して業務に取り組める環境が続いています。

── 最後に、今後じげんグループの一員として描いている展望をお聞かせください。

青木: エニーキャリアはこれまで、「紹介オペレーションの効率性の追求」と「コンサルタントの高いモチベーション維持」を何よりも重視して事業運営を行ってきました。 じげんグループの一員として、これからも自社の成長を続けることはもちろんですが、私たちが培ってきたこのノウハウを、株式会社リジョブをはじめとするグループ内の人材事業へ展開・還元していきたいと考えています。グループ全体の事業拡大に貢献できるような、そんな存在を目指していきたいです。

 

 

エニーキャリア株式会社 創業者
青木 理音
東京大学教養学部、同公共政策大学院卒業後、カリフォルニア大学バークレー校留学。日本医療政策機構(HGPI)医療政策アカデミー修了。外資系人材紹介会社、大手医療系人材紹介会社のマーケティング責任者、事業部長などを経て現職。