ESG報告 環境
TCFD提言に基づく情報開示
当社グループでは、「環境に配慮した企業・事業活動」をマテリアリティの一つとして掲げています。
将来の気候変動が事業活動に与える影響を重要な経営課題の一つと捉え、その影響を把握し、リスクを管理する体制を構築するため、2024年1月にサステナビリティ委員会を新設いたしました。
同委員会が中心となり、TCFD提言の4つの開示項目に沿って事業活動における気候関連のリスクと機会を評価すると共に、積極的な情報開示と適切な管理・対策に努めてまいります。
ガバナンス
取締役会の下部組織としてリスク・コンプライアンス委員会及びサステナビリティ委員会を設置しています。
リスク・コンプライアンス委員会及びサステナビリティ委員会は代表取締役 社長執行役員 CEOが委員長を務め、全社的なリスクおよび対策の把握を行います。リスク管理全般については、リスク・コンプライアンス委員会が統括し状況を取締役会に報告します。また、気候変動リスクについては、サステナビリティ委員会が把握をし、個別リスクの管掌部署に対策指示等を行い、リスク・コンプライアンス委員会と連携して、取締役会に報告します。
戦略
当社では気候変動が事業に与える影響について、現時点で下表のとおり認識しています。
リスク管理
気候変動リスクについては、サステナビリティ委員会が把握、ならびに個別リスクの管掌部署に対策指示等を行い、リスク・コンプライアンス委員会と連携して管理しています。同会議にて、取締役会に定期的に報告・提言を行います。
指標と目標
当社では、気候変動に関する評価・リスクの管理上の指標として、CO2排出量の算定を行っています。(IT事業を主とする企業特性から、国内の主なオフィスからの排出を対象範囲としています。)
2020年度~2022年度における排出量は以下のとおりです。
環境指標 | 2021年 3月期 | 2022年 3月期 | 2023年 3月期 | 2024年 3月期 |
|
---|---|---|---|---|---|
電力使用・ CO2排出量 | SCOPE1 | 0t-CO2 | 0t-CO2 | 0t-CO2 | 0t-CO2 |
SCOPE2 | 195.9t-CO2 | 208.8t₋CO2 | 226.5t₋CO2 | 220.6t₋CO2 | |
計 | 195.9t-CO2 | 208.8t₋CO2 | 226.5t₋CO2 | 220.6t₋CO2 | |
電気使用量 | 445,737kwh | 475,727kwh | 495,949kwh | 492,201kwh |
※SCOPE1は、オフィスにおけるガス直接使用にかかる二酸化炭素排出量
※SCOPE2は、オフィスにおける電気使用にかかる二酸化炭素排出量
※じげん本社単体
環境指標 | 2024年3月期におけるCO2排出量 |
||
---|---|---|---|
SCOPE3(その他の間接排出) | カテゴリ1【「購入した商品・サービス」うちデータセンター利用に伴う排出】(t-CO2) | 3000 | |
カテゴリ7【雇用者の通勤】(t-CO2) | 本社 | 58.2 | |
グループ全体 | 192.5 | ||
本社排出量 計(t-CO2) | 3058.2 |
※カテゴリ1:AWSで削減されたCO2排出量(オンプレ型との比較):1,165,000(t-CO2)
また当社は、2024年7月よりGCPにおける排出量の集計を開始しました。2023年8月~2024年7月の排出量は142(t-CO2)となりました。
※カテゴリ7:移動手段別の交通費支給額×排出原単位で算出
また今年度より、国内グループ会社各拠点におけるCO2排出量の算定を開始しています。2023年度の当社グ ループ全体のCO2排出量は358.84t-CO2、電力使用率は799,568kwhとなりました。 今後は、中長期でのCO2排出量削減目標を設定し、目標達成に向け、環境に配慮した活動を推進・推奨すると ともに、当社グループにおけるSCOPE3のさらなる測定スキームを整え、開示に向けて準備を進めてまいります。